《マクロビオティック料理②》より続く。
【マクロビオティック料理】 一物全体とは?
マクロビオティック料理の第二原則とも言われる「一物全体」の考え方は、生命あるものは、まるごとひとつで調和が保たれているということです。つまり、食材は、できるだけ一つまるごと全体を食べるように心がけるのです。
現代栄養学では、色々な食べ物の組み合わせで、バランスよく食べようと提唱してきましたが、食生活が豊かになるにつれ、手軽においしく食べられる部分だけを食べるようになってきました。この結果、栄養バランスが悪くなるだけでなく、エネルギー量も増え、生活習慣病などの原因を作ってしまったのです。
そこで、栄養バランスを取り戻すためにも、まるごと食べる食材を組み合わせることが必要です。例えば、今では健康増進効果があると見直されている食物繊維、野菜の色素や香り、アクにも機能性成分があります。このように、できるだけ全体を食べる料理の仕方を「マクロビオティック」の一物全体思考と呼びます。
特に全体を食べたい食材は、穀物や豆です。種子や実は、次世代を生み出すための栄養も機能も備えている生命の源で、人間にとってもバランスのよい食べ物なのです。例えば、穀物のぬかや胚芽に含まれるビタミンB群やビタミンE、ミネラル、豆のアク成分に含まれるサポニンやイソフラボン等です。
できる範囲でまるごと全体を食べたいものです。
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